梅雨時の体調管理

梅雨の時期になると、「体がだるい」「腰が重い」「足がだるい」「動きたくない」という時ありませんか?中医学では、梅雨時の不調を「湿邪」といいます。梅雨に入る前に予防しておけば、今年の梅雨はいつもより気持ち良く過ごせます。

目次

梅雨時の不調の原因と対策

温度差

沖縄での梅雨は5月中旬ぐらいから約1か月。本土の梅雨は6月中旬ぐらいから約1か月。

沖縄の5月はもう夏。梅雨時に急に気温が下がる日があると油断して体を冷やしてしまいます。本土の梅雨は、雨が降る日は気温が下がり風邪をひくこともあります。

温度差での不調を防ぐ対策

天気予報で気温を良くチェックして、服装で対策をとりましょう。私は、バッグにいつもレッグウォーマーを入れています。小さくたためて、軽い。でも伸ばすと足首から腿の中ほどまであるので、寒い!と思ったときにはすぐにバッグから出してはいています。

食事に行って話し込んでいる間に、足元が寒くなりどんどん体も冷えだし、風邪をひく。となる前に、テーブルの下でさっと足首を温めます。足首を温めるだけで、体もかなり温ますよ。

私のお気に入りはスーリアのレッグウォーマー。ヨガの友人がプレゼントしてくれてからずっとリピートし、まわりの人にも勧めています。このHPのトップページの「私の愛用品」のところでご紹介しています。

湿度

梅雨時期は湿度が90%になる時があります。夏のカラッとした天気の時は湿度40%ぐらい。 同じ気温28度でも、湿度が違うと不快感が全く違います。

不快感の原因は汗のかきかた。カラッとした天気のときには、汗をかいてもでた瞬間に肌から蒸発していきます。

でも、湿度90%の時は蒸発していかず、肌の上に残った汗でふやけてしまい、出口がとじて汗が出なくなってしまうのです。

汗は体の老廃物を出してくれるのに、そこがつまってしまうと不快感を感じます。汗で体の熱を冷まそうとしても汗がでないので、体の中に熱がこもってしまい不調が起こります。

女性はお腹や腰に水分がたまり、男性は出せない水分を下痢で出そうとするように感じます。

湿度で不調を起こさないための対策

タオルハンカチを2枚バッグにいれておきます。1枚は手をふくために、もう一枚は汗をすばやくふきとるために。汗とり用のウエットティッシュもいいですよね。汗が肌に残らないように早めにふきとりましょう。

梅雨に入る前に、上手に汗をかけるように練習しておきます。5月の気持ちの良い気候のうちに、歩いたり軽くジョギングしたりして汗をかけるようにします。時間がないという方は、ペットボトルにお水を入れてお風呂に入り、入浴しながら水を飲むと汗がでやすくなります。

気圧

梅雨時は低気圧になります。気圧の変動で、関節や傷が痛んだり、頭痛や腰痛が起こることがあります。自律神経が乱れ、体の弱いところに不調が現れてきます。

以前友人のお宅に行ったときに、船上で使う気圧計がありました。「おしゃれですね~」というと、「あー、あれ?あれは、奥さんの機嫌を測るためのもの」と言っていました。気圧が下がると奥さんが不機嫌になるそうです。

気圧による体調不良の予防法

気圧が低い、あるいは、気圧が急激に変化する場合に自律神経が乱れ、頭がぼんやりしたり、腰がだるい、やる気がでない、その他いろいろな不調がでますが、「これは気圧のせいだ」と思うようにします。原因がわかっているだけで気持ちが楽になりますよ。

呼吸法も体調を改善してくれます。ゆっくりと深い呼吸を心がけます。天気がよくなれば改善する、とわかっていればイライラしません。

激しい運動を無理にしようとせず、膝裏を伸ばすようなストレッチをするといいですよ。膝裏やモモの裏が重だるくなるときには前屈運動や、ヨガのダウンドッグで脚の裏側を伸ばすのがおすすめです。腰を整えるコンディショニングもおすすめです。

梅雨時の不調を食事で予防

汗が出にくくなると、腎臓に負担がかかります。そんなときは、黒っぽい食べ物、黒きくらげ、黒豆、海藻、あずき、アーモンドなどを食べると腎臓を助けてあげられます。小豆かぼちゃという料理も腎臓にいいですよ。

季節を先取りして、体調を整え、梅雨を気持ちよく迎えましょう♪